Case 鳥取県様
登録企業数4倍!
鳥取県「とっとりジョブ」リニューアルで
【移住×就職マッチング】を成功させた舞台裏
東京圏からの移住促進と県内就職支援を担う、鳥取県立鳥取ハローワーク様。
今回は、マッチングサイト「とっとりジョブ」の運営を中心にご担当されている、
鳥取県商工労働部雇用人材局 鳥取県立鳥取ハローワーク 係長 小林様にお話しを伺いました。
鳥取県様
- ・取材対象者:小林様
- ・事業内容:内閣府の地方創生推進交付金事業として、移住支援金の支給を目的としたマッチングサイト「とっとりジョブ」の運営
- ・取材日:2026年1月16日(金)
- ・インタビュアー:杉山 記録:齋藤
- 企業の登録作業負担が大きい
- サイト登録企業数が増えない
- 移住希望者や求職者の応募数が低迷
- 企業登録数が46社から200社(400%)に増加
- 求人まとめサイト連携による応募増加
- 自発的な応募マッチングの増加
事業の取り組みについて
まず、事業の取り組み内容について教えていただけますか?
小林様 ) 内閣府の地方創生推進交付金事業として、移住支援金の支給を目的としたマッチングサイトを運営しています。東京圏からの移住希望者に地方中小企業の魅力を発信し、県内就職につなげることが目的です。移住希望者だけでなく、県内在住の求職者の方もご利用いただけます。
導入の背景
マッチングサイトをリニューアルされた際に、解決したかった課題を教えてください
小林様 ) 旧サイトでは、企業の登録作業負担が大きかったんです。そのためサイト登録企業数が増えず、移住希望者や求職者の方の応募数も低迷していました。
特にどのあたりが作業負担として大きかったのでしょうか?
小林様 ) 企業さんが最初の登録で入力する項目がとにかく多くて、それが高いハードルになっていました。スタート時点でつまずいてしまって、そもそも申し込み自体が少なかったですね。
委託先ベンダー選定の際、弊社のどのご提案にご期待いただけたのでしょうか。
小林様 )
まず、連携先の求人まとめサイトが増えることに期待していました。特にIndeedのような大手求人サイトが加わることで、情報発信先が広がり閲覧数も増えるのではないかと。
また、企業の登録時の入力項目が少なくなるということで、入り口のところで申し込みに至らなかった企業の登録数の増加も期待していました。
さらに、パーソルグループ全体が持つマッチングサイト開発のノウハウと確かな実績ですね。最適化を分析した上でサイトを作成されているので、利用者にとって見やすく応募しやすいものになるだろうという期待がありました。
導入後の効果
当初は掲載社数が46社からの開始だった事業も直近は200社(400%)と順調に増加しております。企業様の意識が変わったと感じる瞬間や、何か嬉しい反応はありましたか?
小林様 )
旧サイトでは登録手続きが完了しない企業が多かったのですが、リニューアル後は掲載要件が満たされれば登録するという、前向きな姿勢の企業が増えました。
リニューアル後、県立ハローワークの職員がチラシを持って実際に企業を回って営業したんです。今回は「本当に良くなりました!」と自信を持って伝えられる新サイト「とっとりジョブ」という材料がありましたので、「じゃあ登録しよう」という企業さんも多く、以前に比べ推進がスムーズに進みました。
県庁内の反応はいかがですか?
小林様 )
リニューアル後、特に技術的、専門的分野で人材を求める企業向けに職員が「とっとりジョブ」のPRに力を入れていたのですが、その効果もあって企業登録者数が上がってきて。庁内では「リニューアルしてよかった」「どんどん活用していこう」という雰囲気になっています。
色々な場面で「とっとりジョブ」を頼りにされるようになったと感じており、「もっとこういうこともできないか」といった声も増えてきましたね。
特にIndeed等求人まとめサイト経由の応募が大半を占めている点は県内企業にとっても大きなインパクトがあると思います。単に数が増えただけでなく、応募者の"属性や質"に変化は感じられますか?
小林様 )
今までの旧サイトの時は、自発的に応募される方ばかりではなく、あらかじめ求職者の方がこの企業に就職したいという要望があって、そこから企業さんが登録するというケースもありました。何かしら紹介があってマッチング、というケースが多かったんですね。
でも、リニューアル後は、ハローワーク支援員の紹介なしで、求職者が自発的に求人まとめサイトから応募しマッチングにつながる、というケースが増えサイトの力を感じています。
欲が出ると、「もっと増やしたい!」というところはありますが(笑)、傾向としては本当に増えています。自発的な応募マッチングのウェイトが高くなってきていますね。
制作したマッチングサイト「とっとりジョブ」について
制作した採用ポータルサイト(マッチングサイト:とっとりジョブ)について教えてください。
小林様 )
デザインが明るくて、洗練されているかつ、鳥取の人の感性にフィットした雰囲気もあり皆とても気に入っています。
「求人情報がしっかりしたもの」ということは必要条件ですが、じっくり文字を読む前に、情報のアウトラインを捉えることができて、感覚的なメリットも感じています。
リニューアル前のサイトと比べていかがですか?
小林様 )
「以前より見やすくなった」というような感想をお持ちの企業さんが多いですね。
旧サイトよりも費用を抑え、改修と運用を発注しましたが、採算は十分に取れていると考えています。
弊社が代行している求人原稿について、「自社の魅力が言語化された」など、事業者様からのお声はありましたでしょうか?
小林様 )
求人情報が羅列しているのではなくて、企業さん側の求人のポイントが分かりやすいと思います。
求職者の方にとって見やすく、数ある求人に埋もれにくいということが評価されています。
この事業をやっていてよかったと感じる瞬間
この事業をやっていてよかったと感じる瞬間は?
小林様 )
マッチングの報告を受けた時ですね。画面上や、支援員を通じて知った時に「良かった…!」と思います。
特に県外から鳥取にいらっしゃる方については、より喜びが大きいです。
東京圏からの移住において、移住支援金は後押しになっていますか?
小林様 ) 後押しになっていると思います。「鳥取で暮らしたい」という気持ちがまずあって、その上で自分のスキルや経験を活かせる会社を探される。ある程度候補が絞られてきた段階で、「さあ、どの会社にしようか」という最終判断のときに、「移住支援金の対象企業かどうか」が決め手になる方は実際におられますね。
ほかにもこの事業をやっていてよかったと感じた瞬間はありましたか?
小林様 )
東京、大阪で年に一回、ふるさと鳥取県定住機構と県立ハローワークの共催で移住・就職イベントを開催するのですが、その場で企業の担当者が来訪者を呼び込むのって結構難しいんです。
でも、企業さんがパソコンで「とっとりジョブ」を開いて、「うちは移住支援金の対象企業です」と案内しながら企業PRをされている様子を見て、役に立っているなと実感しました。
言葉で企業の魅力を伝えるのもいいのですが、視覚的にその場で見せられるというか。タイミングを逃さず発信できるという意味で、本当にいいツールだなと思いますね。
今後の展望
今後、さらに「鳥取で働く人」を増やすために、本サイトをどう進化させていきたいか、展望をお聞かせください。
小林様 ) 求人掲載要件の緩和を検討し、さらに多くの求人を掲載することで鳥取で働きたい人の選択肢を増やしたいと思います。
他自治体へのメッセージ
他の自治体からサイトについて問い合わせがあった場合、どんな点を推したいですか?
小林様 )
行政サービスのアプローチは限られているところがありますので、それ以上にリーチが伸びて多様なニーズに届くサービスと考えています。
営業支援や、大手求人サイトと連携しているというところが、手堅いところで攻めるというニーズの方だけではなくて本当に色々なニーズの方にも目を向けてもらえる機会が増えていると思います。
実際に他県からの問い合わせもあったんですよね
小林様 ) はい。新方式を導入されていない県から、「とっとりジョブ」のようなサイトを参考にしたいということで問い合わせがあり、お勧めをしました。
パーソルへの評価
最後に、私たちパーソルのサポートについて率直なご意見をお願いします。
小林様 )
今も十分に活用させていただいていますが、今後も期待していることがあります。
パーソルさんは幅広く人材に関する事業を運営されているので、ノウハウを活かして、アップデートされた情報やスキルを「とっとりジョブ」にも反映させていただき、求職者の心をつかんでいくサポートを続けていただきたいですね。
また、行政サービスならではの安心感も大切にしながら、常に幅広い利用者のニーズに配慮した体制を続けていっていただければと思います。
サポートを◯△✕で評価をお願いします!
小林様 )
◯(マル)ではないでしょうか。
何かあってもすぐ対応してくださいますし、本当に◯(マル)!だと思います!(笑)